お墓参りに行ったら、墓地に雑草が生えていて残念な思いをすることがあります。雑草は、お墓の美観や安全性に大きな影響を与えるため、早めに対処しましょう。お墓の雑草対策のポイントやおすすめ防草アイテムを紹介します。
お墓の雑草対策の必要性
お墓に雑草が生えていても、少しくらいなら気にならない人もいるかもしれません。しかし雑草は放っておくとどんどん伸びて、お墓の見た目や安全性に大きく影響してしまいます。雑草対策を急いだ方がよい理由を見ていきましょう。
お墓の美観を損なう
雑草はお墓の美観を損なう要因の一つです。どんなに立派な墓石を使っていても、周りが雑草だらけでは威厳も損なわれてしまうでしょう。
自分達の墓だけでなく、隣の墓の持ち主にも迷惑をかけます。また新たに墓を購入しようと見学に来た人が、雑草の多い墓地を見たら、この霊園はやめておこうと、考えるかもしれません。
雑草が生えたままにしておくと、ご先祖様に失礼なだけでなく他人様にも迷惑をかけることになります。
お墓の安全性を脅かす
雑草が伸びてくれば、お墓の安全性も脅かされます。
雑草を食べる、または住み家にする生き物などが繁殖して、安心してお参りできなくなるかもしれません。固い葉やとがった茎で、怪我をするおそれもあります。
雑草を介して墓石に泥汚れや有害な物質が付着する可能性も否めません。それらが原因で、墓石の劣化が早まれば、ひび割れを起こすケースもあるでしょう。
お墓の雑草対策の基礎知識
お墓の雑草をやっつけるには、まず雑草に関する基礎知識が必要です。お墓に生える雑草の種類や、お墓の雑草対策に適切な時期をチェックしましょう。
お墓に生える雑草の種類
お墓にはさまざまな種類の雑草が生えますが、特に除去が難しいとされるのが、以下の特徴に当てはまるものです。
- 地下茎を形成する:スギナ、ドクダミなど
- 多年草:カヤ、セイタカアワダチソウなど
スギナやドクダミは地下に茎を伸ばし、栄養を蓄えています。このため地表の葉や茎を刈っても、地下茎から再生してしまうのです。除去するには、地下の茎も全て取り除かなくてはなりません。
多年草も、根が残っている限り、枯れても翌年には復活します。
お墓の雑草対策におすすめな時期
雑草の多くは、5月頃から7月にかけて急成長します。成長した雑草を除去するには大変な労力がかかり、抜いた雑草の処分も大変です。
6月に入ればジメジメと蒸し暑く、熱中症のリスクも高まるため、できれば涼しくなった晩秋から、春の彼岸頃までに対策を済ませるとよいでしょう。
この時期にお墓に行っても、雑草など気にならないかもしれませんが、育つ前に対策することが肝心です。
お墓の雑草対策:自分でする方法
お墓の雑草対策は、お墓参りに行ける頻度やお墓の立地条件などで異なります。一般的なやり方を紹介するので、自分たちに合っているか、検討してみましょう。
お墓参りに行きやすい人は「草むしり」
年に数回、お墓参りに行く予定があれば、ついでに草むしりをする程度で十分です。
雑草が伸びる前に抜いてしまえば、草ぼうぼうになることもありませんし、費用もほとんどかかりません。
草むしりに備え、以下の道具を持参するとよいでしょう。
- 軍手やゴム手袋
- ごみ袋
- 熊手・鎌・草取りフォークなど
- 虫除けスプレー・日焼け止め
- タオル・飲み物
抜いた雑草は霊園で処分できれば依頼しますが、できない場合はごみ袋に入れて持ち帰ります。
お墓参りになかなか行けない人におすすめの「防草シート」
年に1度程度、しかもお盆くらいにしかお墓参りに行けない人は、草むしりでは対応できません。夏は雑草が最も生長するうえに、暑くて屋外での作業は難しいでしょう。
忙しくて雑草むしりできない場合は、防草シートを敷くのがおすすめです。防草シートを敷けば、植物の生長に欠かせない「光」が遮断され、雑草が生えてこなくなります。
シートの上から玉砂利などを敷けば、お墓の景観もぐっと良くなります。
防草シートの専門ショップ「防草シート.com」では、最大20年間雑草を防げる強力なシートも揃います。もちろん、お墓に適したシートもあるので、一度のぞいてみてはいかがでしょうか。
お墓の雑草対策:業者に依頼する方法
お墓参りに行く暇がない人や、せっかくのお参りなのに雑草対策に時間をかけたくない人は、業者を頼るのもアリです。費用はかかりますが、効果は大きいでしょう。
お墓クリーニング業者に依頼する
近年は、お墓参り代行やお墓クリーニングサービスを実施する業者が増えています。
掃除のメニューに草むしりが含まれているケースも多く、雑草対策と墓石の掃除を同時に済ませられます。
お墓参りに行く場合、事前に掃除してもらえばご先祖様とゆっくり語らえるでしょう。
ただしお彼岸やお盆の直前はとても混んでいるので、早めの予約がおすすめです。
コンクリートで固める
お墓の土の部分をコンクリートで固めてしまえば、雑草は生えたくても生えられません。防草シートよりも長持ちするうえに、雨でぬかるむこともなく、お墓参りも快適です。
しかしもともと土だった区画にコンクリートを敷くには、霊園の許可を得る必要があります。許可を得られたとしても、業者に依頼するため費用がかかり、後で元に戻すのも大変です。
お墓の雑草除去の注意点
お墓の雑草除去には、いくつか注意点があります。大切なお墓を守るため、しっかりとチェックしましょう。
塩や除草剤の使用は控える
土に塩をまくと雑草が生えにくくなりますが、墓地で使用するべきではありません。理由は以下の通りです。
- 塩が墓石にかかると劣化を早める
- 土壌の塩分濃度が上がる
効果を出すためには相当量の塩が必要なため、墓石や景観のために植えられた草花にまで影響が出てしまうのです。
除草剤も、種類によっては毒性が強過ぎて、墓石などに悪影響を及ぼしかねません。使用許可が必要な霊園もあるため、使う際は注意しましょう。
墓地の管理規約を守る
お墓の管理規約を守ることは、墓地の美観や秩序を保持する上で非常に重要です。
雑草を放置するのはよくありませんが、雑草駆除に熱心なあまり、他の区画や霊園に迷惑をかけては本末転倒です。
草むしりはともかく、クリーニングや工事を依頼するときや、除草剤を使いたいときなどは、必ず霊園の管理者に報告し、許可を得るようにしましょう。
雑草を退治してきれいで快適なお墓に
お墓の雑草対策の必要性や基礎知識、除去の方法、注意点などを紹介しました。やっかいな雑草を早めにやっつけて、笑顔でお墓参りに出かけましょう。







